そこでインターネットで調べていたら、ウェアラブルカメラ「DrivePro Body 20」を発見!
まさに欲しいドライブ…いや、“ライド”レコーダーだった。台湾の電子部品メーカー、トランセンドが製造しているもので、警察官や警備員が行動記録として使用しているものだ。先日もテレビで米国の警察官が胸につけているのを見かけた。日本ではトランセンドジャパンが7月から発売を開始している。
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トランセンドのウェアラブルカメラ「DrivePro Body 20」一式
カメラ本体はとても堅牢な仕上げで、丈夫な樹脂ボディ。スペックは以下の通り。
●DrivePro Body 20
サイズ:88.4mm x 52.2mm x 19.4mm
重量:88g
レンズ:F/2.8、160°ワイドアングル
マイク:内蔵
解像度/フレームレート:フルHD(1920x1080、30fps )
動画フォーマット:H.264(MOV:最大1920x1080、30fps)
ストレージ容量:32GBの内蔵メモリ
接続インターフェース:USB 2.0
バッテリー:リチウムポリマー(1530mAh)
ボディサイズは丁度手のひらに乗るサイズ。スマートフォンよりひと回り小さい。キットには、カメラ本体、360°回転クリップ、マジックテープ対応ホルダー、マジックテープ、専用USBケーブル、充電器などが含まれる。
■シンプルな操作
ボディ本体にはカメラレンズ下に大型の凹面ボタンがあり、その下に凸面小型ボタンがある。大型凹面ボタンを長押しすると“ピーッ”とビープ音が鳴り、スイッチオン。同時に録画が開始される。この時レンズ近くの赤いLEDが点滅し、録画中であることを示す。
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「DrivePro Body 20」前面
録画中に下側の凸面ボタンを一押しすると“ピッ”と短く鳴り、静止画が撮影される。録画停止は凹面ボタンを長押しして“ピーッ”と長く鳴れば録画停止。
このようにほとんどカメラを見ずに、ブラインドタッチで操作できるのでとても簡単だ。
ただ、ひとつ気になるのは、スイッチオンでもオフでもまったく同じピープ音。意識していないと「オン」したのか「オフ」なのか分からなくなる。頻繁にオン、オフする場合はちょっと不便だ。カメラを見ると赤いLEDで確認はできるが、ちょっと使いにくい。ビープ音はそれぞれ変えてほしいものだ。
32GBの内臓メモリーだが、交換や増設などはできない。
カメラにはディスプレイがないので、アングル調整が心配になる。160°ワイドアングルなのでほとんどど失敗はないものの、ある程度の角度調整は必要。その場合、スマートフォンで確認ができる。iPhone、アンドロイド端末ともに「DrivePro Body」アプリをダウンロード(無料)することでWi-Fi接続が可能になる。
アプリダウンロード時の注意。実はほとんど同じアイコンで「DrivePro」「DrivePro New」「DrivePro Body」がある。最初、私は「DrivePro New」をダウンロードしてしまい、作動せずに泣いた。ユーザーサポートに連絡して「DrivePro Body」を知り、事なきを得た。
実は他の「DrivePro New」などはクルマのドライブレコーダー用だった。ところで、このユーザーサポートは、日本語で電話もメールも直に対応してくれた。トランセンドジャパンが運営しているのでこの点もとても安心だった。
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