マンチェスター・ユナイテッドに所属するベルギー代表マルアン・フェライニは今季、開幕戦から安定した活躍を続けている。変化をもたらしたのは一本の電話だったとジョゼ・モウリーニョ監督は語った。
「たった一本の電話が変化につながることがあるかもしれない。愛されてはいないと感じている選手がいた。シーズン中も移籍市場が開いている間も、彼は出て行くだろうと誰もが言っていた。私の監督就任の翌日の、たった一本の電話が多くの変化を起こした」
フェライニは2013年夏、デイヴィッド・モイーズ監督が就任すると、ともにエヴァートンから移籍してきた。だがサポーターからは評価されず、メディアも批判的な記事を多く載せ、今シーズンが始まる前は去就は不透明と言われた。
「彼にはただ、読んだことはすべて忘れろとだけ伝えた。私がいる限り君が出て行くことはないとね」
モウリーニョ監督は周囲の声を気にせず早い段階からフェライニを評価していた。プレシーズンマッチで好プレーを見せた際は、「ファンからは嫌われてるようだが、今日のようなプレーを見せ続ければ皆さん彼のことが好きになるだろう」と発言して話題になった。
《岩藤健》
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