高校野球、真夏の甲子園で起きた死闘6戦 3ページ目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

高校野球、真夏の甲子園で起きた死闘6戦

スポーツ まとめ
2016年夏の阪神甲子園球場
  • 2016年夏の阪神甲子園球場

3)09年決勝・中京大中京対日本文理

「日本文理の夏はまだ終わらない!」という実況を耳にしたことがあるだろうか。

この一戦は、野球は9回からだということを、印象付けた試合だった。

この時、日本文理は、9回2アウトの場面で、6点差をつけられていた。1番切手孝太が、四球で塁に出ると、盗塁で2塁へと進んだ。すると続く2番高橋隼之介が二塁打を放ち、1点を返す。さらに3番武石光司もスリーベースを放ち、2点差に詰めた。続く4番吉田篤史は、サード方向にファウルフライを打ち上げ、試合は終わったかに見えた。

だが相手のサードは、ボールを見失い落球。

日本文理の追い上げはまだ続いたのだ。最終的に9-10の1点差で、惜しくも日本文理が敗れたが、9回の追い上げは歴史的なものだった。

また、中京大中京のエース・堂林翔太(広島)がお立ち台で、まるで敗戦したかのように、悔し涙を流したのも印象に残った。


《荒井隆一》

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