4日にTOKYO 2020 JAPAN HOUSEのメディア向け内覧会が開催され、日本からリオデジャネイロ五輪の取材に来た報道陣が集まった。メダリスト会見場の内覧後、今後行われるであろう記者会見に備えたウォークスルー顔認証システムの登録手続きが実施された。
ブラジル・リオデジャネイロ市の「TOKYO 2020 JAPAN HOUSE」には日本代表選手団のメダリスト会見場があります。 pic.twitter.com/wG8OunYFTI
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年8月5日
ウォークスルー顔認証システムの技術はNECによるもので、これにより入場の管理が簡単になる。通常、日本で行われているさまざまな記者会見の入場では受け付けで名刺を渡し、スタッフに事前登録した名前を紙でチェックしてもらうことがほとんど。
男子バスケットのB.LEAGUE(Bリーグ)が記者会見を行う場合は、事前登録終了時にQRコードを作成してくれる。それを記者会見受け付け時にスマートフォンで掲示するシステムで、紙に比べたら簡単だがそれでも手間はかかる。
しかし、ウォークスルー顔認証システムならカメラが瞬時に管理してくれる。事前に登録してIDカード(プレスパス)をもらっておけば、ゲートの読み取り機にIDカードを触れるだけで、あとはそのまま歩くだけだ。登録されているメディア関係者の顔画像とゲートに設置されたカメラで撮影した顔画像を瞬時にシステムが照合し、本人確認をしてくれることでスイスイと入場ができる。
緑の画面に『Go』と表示されたら入場可能だ。
「TOKYO 2020 JAPAN HOUSE」の日本代表選手団メダリスト会見場への入場にはNECのウォークスルー顔認証システムが導入されています。 pic.twitter.com/mZfKQsx9Wu
— CYCLE-やわらかスポーツ (@cyclestyle_net) 2016年8月5日
メダリスト会見場など、同じ会場に複数回通うことが予想される場所にはもってこいのシステムと言える。
また、IDカードの貸し借りや盗難時のなりすまし入場、IDカード偽装による不正入場も防ぐことが可能になる。ウォークスルー顔認証システムの登録は30秒ほどで終了するため、この日は報道陣が列を作り登録を済ませていた。
NECは、東京2020オリンピック・パラリンピックのゴールドパートナー(パブリックセーフティ先進製品)になっている。