昨季クラブ史上初のイングランド・プレミアリーグ制覇を成し遂げたレスター・シティ。真価が問われる2016-17シーズンを前に、中盤のキーマンだったエンゴロ・カンテがチェルシーへ移籍してしまったが、クラウディオ・ラニエリ監督は影響は限定的だと話す。
「昨季はカンビアッソを失った。誰もがカンビアッソと泣き叫んだ。今回またもカンテを失い泣き叫んでいるが心配はいらない。レスターのサッカーは前進を続ける」
ラニエリ監督が引き合いに出したのは、昨季前にチームを離れたエステバン・カンビアッソの存在だ。プレミア昇格初年度でレスターの残留に貢献した元アルゼンチン代表MFは、1年契約の満了に伴いギリシャのオリンピアコスへ移籍した。中心選手の流出もあって開幕前、レスターのプレミア2シーズン目を不安視する声は多かった。
その逆境も乗り越え多くの選手が力を発揮したレスター。新シーズンも新たなスターが生まれるか。
《岩藤健》
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