フィージーで最も綺麗な海、ドラブニ島へ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

フィージーで最も綺麗な海、ドラブニ島へ

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オーストラリアから豪華客船でニューカレドニアへ向かう旅がスタートして早くも二週間が過ぎ、旅もいよいよ終盤へと近づいてきました。バヌアツ共和国・フィージーの島々を巡りながらの日々が続くなか、旅は後半に。寄港する港もわずかとなりました。

旅の話の前にオーストラリア流の休暇と今回の客船について少しお話します。

●長期休暇が取れるからこその旅の楽しみ方がある

仕事仲間が一か月休暇を取ることも日常的、また図書館などの公共施設のスタッフでさえ長期休暇を取るというのは、日本人の私には今でも理解できないこと。一年の有給休暇を消化できてしまうのは、日本人には羨ましい限りの仕事環境だと言えるでしょう。そのように長期休暇が取れるために、これら長期滞在型の旅の形も需要があるように思います。

●客船「ドーン・プリンセス」はオーストラリアから出発

世界を周るプリンセス・クルーズの中の一つ、ドーン・プリンセスはオーストラリアを出港して世界を周る客船。今回の客船の旅での寄港地フィージーやニューカレドニアには休暇を楽しむオーストラリア人が多くいました。日本でいうところのハワイへの避暑のような感じなのかもしれません。

●オーストラリアドルも利用頻度の高いオセアニア地区の島々

客船内でもオーストラリアドルは使えましたが、オセアニア地区の島々フィージーやバヌアツなどでも一部オーストラリアドルを使うことができました。島のあちらこちらでも、オーストラリア人の観光客がもっとも多いという話を耳にしました。

今回は、フィージー・バヌアツ・ニューカレドニアと貨幣がすべて異なり、行った島々で両替をするのが一つの楽しみに。

●車が走らない島、ドラブニ島へ

今回一番多く寄ったフィージーは約300個以上の島からなると言われています。その島々の中でももっとも海の綺麗な島として知られているドラブニ島がフィージーでの最後の寄港地。ドラブニ島は車もなくお店もない人口200人弱のフィージーでももっとも小さな島です。

大きな客船はやはり入れないので、私たちはお迎えの船に乗って島まで向かいます。今までの船旅でも海は見てきましたが、ここの海の青さは言葉には表せないほど。車が走っていないこと、暮らしている人々がほんとに自然の中で生きているということを実感します。オーストラリアの海も綺麗ですが、比べものにはなりませんでした。

●小高い丘に登ると目の前には地平線とサンゴ礁の海

タクシーなどの観光手段はないので、島は徒歩で周ります。小高い丘の上にはいくつかの絶景ポイントがあるようなので、ジャングルのようなところを通りながら進んでみました。船着場から30分ほど歩いた頃、小高い山の上からはサンゴ礁の海が。そしてその先には地平線へと繋がっているのもはっきりと見えました。自然の中のビーチがこんなにも美しいものだと再認識。

●ビーチにはお土産やとマッサージ屋のみ

こちらの島にはお店というものはなく、ビーチ沿いに露店がでているだけ。フィージー柄の大判のスカーフはオーストラリア人にはとても受けているようで多くの女性が買い求めていました。また露店にはマッサージルームもあり、旅の疲れを癒すオーストラリア人で賑わっていました。

●目の前で作ってくれるお弁当

お昼の時間に合わせて地元の人たちが集まって何かを売り始めています。私は興味津々。試しに一つ買ってみました。蒸したタロイモの傍には鶏肉が、そして(たぶん)ココナッツの蒸した葉がのっています。決して贅沢なものとは言えませんが、地元のお母さんたちの心のこもったお弁当を美味しくいただきました。

今まで客船で寄港したフィージーの大きな島ではインド人が多く、インドレストランも目立っていたのですが、この島では本当にローカルなフィージー料理のみです。

一時間もするとお弁当は完売。島の人たちはお弁当を売り終わると、今度は男性軍がココナッツの葉で籠を作り始めました。この籠は、食べ物を入れたりして日常生活で使うそうです。

今までの船旅で一番自然を満喫できた島を後に、船での一日を過ごし、最後の寄港地であるニューカレドニアへと船は向かいます。 (続く)
《Asami SAKURA from Adelaide, SA》

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