サウサンプトンは2シーズン指揮を執っていたロナルド・クーマン監督が退団、エヴァートンの監督に就任したため後任を探していた。ピュエル監督はこれまでフランスのクラブで17年間監督を務め、モナコ時代にはリーグ制覇を成し遂げている。続くリールでは7年間の長期政権を築き、クラブを史上初のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントまで導いた。
2008年からはリーグ・アン7連覇中だったリヨンの新監督に就任。大きな期待をかけられたが優勝を逃し、初年度から批判を浴びる。翌年はCLでレアル・マドリードを倒しベスト4に進出するなど持ち直したが、在籍3年間を無冠で過ごしたためリール時代に得た名声や評価は過去のものになってしまった。
2012年からはニースを率い、今季のリーグ・アンを4位でフィニッシュ。来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権を確保した。
この経歴からエヴァートンでの実績を評価されるも、マンチェスター・ユナイテッドでの失敗により手腕に疑問符がつけられた、デイヴィッド・モイーズ監督をプレミアリーグファンは想起するかもしれない。
今季はクーマン監督の下で出場機会を減らしていた吉田。新監督の下で再びスタメンの座を取り戻せるか。
— Southampton FC (@SouthamptonFC) 2016年6月30日
We're delighted to confirm the appointment of Claude Puel as #SaintsFC's First Team Manager. #SaintClaude pic.twitter.com/iwkDBPF2YC