英国メディアは6月7日、イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンから、同リーグのエヴァートンへロナルド・クーマン監督が移籍すると報じた。
エヴァートンは今季途中にロベルト・マルティネス監督を解任し、新シーズンに向けて新たな指揮官を探していた。そこで白羽の矢を立てたのが今季、サウサンプトンをクラブ史上最高のプレミアリーグ6位に導いたクーマン監督だった。
すでにクーマン監督とエヴァートンは合意に達していたが、クラブ間での違約金をどうするかが問題として残っていた。『Sky Sports』によれば両クラブは、エヴァートンが500万ポンド(約7億8000万円)を支払うことで合意している。
この決定は日本代表DF吉田麻也の去就にも影響を与えそうだ。今季のサウサンプトンは新加入のフィルジル・ファン・ダイクがクーマン監督の期待に応え、リーグ戦34試合に出場した。ファン・ダイクが定位置をつかんだ一方、吉田はリーグ戦20試合出場(先発10試合)にとどまり、終盤には「選手として一番良い時期をベンチで過ごしたくない」と移籍を示唆する発言があった。
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新監督を招き再び横一線からのスタート、UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場で試合数増加と残留を決断させるための条件はそろっている。ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を前に、日本のディフェンスリーダーがどのような決断を下すか注目だ。
《岩藤健》
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