4月に現役を引退した北島さん。今年はコカ・コーラ・チーフ・オリンピック担当オフィサーとして世界最大のスポーツイベントを見守る立場だが、やはり競泳は外せない。
「まずは競泳を一番応援しなくちゃいけないのかなと思う。今は世界で勝負できる(日本の)選手が多いので、長い競技日程で毎日楽しめる。そこは絶対に応援したい」
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雨上がり決死隊の宮迫博之さん(左)と蛍原徹さん
宮迫さんは陸上100mの桐生祥秀選手(東洋大)に注目する。
「桐生くんが9秒台出せるのかなと。より速い選手と走った方が自身の記録も伸びるだろうし、もちろん決勝に行ってほしい。日本人初の9秒台という歴史を刻んでほしい」
プライベートでゴルフを楽しむ蛍原さんは、112年振りにオリンピック競技となるゴルフが気になる。
「個人的に普段ゴルフをやっているので、やはり復活のゴルフ。松山(英樹)くんは恐らく、出ますよね?ほんとにいいところに行くと思う」
報道陣から過去のオリンピックで印象に残るシーンを問われると、蛍原さんは「泳ぐ方でけっこう残ってません?岩崎恭子さん(※1)とか鈴木大地さん(※2)」と挙げる。宮迫さんは「世界で考えると僕らカール・ルイス世代なので。(フローレンス・)ジョイナーとかね」と懐かしい陸上選手たちの名前を出した。
※1:岩崎さんは1992年バルセロナ五輪・200m平泳ぎで金メダルを獲得。当時14歳だった
※2:鈴木さんは1988年ソウル五輪・100m平泳ぎで金メダル獲得。現在はスポーツ庁長官を務める
金メダルを獲った選手が印象に残りやすいものだが、北島さんは違った。
「小さい時から観ていたので、金メダルじゃないんですよね、印象に残っているのは。僕は平泳ぎだったので、その当時日本の平泳ぎのトップの林享選手を見てカッコいいなあと思った。金メダルを獲る瞬間じゃない楽しみ方もきっとある。オリンピックにはそれ以外の感動もたくさんあると思う。もちろん金メダルを獲れなかったら一緒に悔しがってほしいけど、応援する気持ちが一番大切。見守ってほしい」