サッカーの南米選手権(コパ・アメリカ)グループC第2節で、ウルグアイがベネズエラに0-1で破れた。2連敗のウルグアイは第3節を前に敗退が決まった。
ルイス・スアレスを負傷で欠いたウルグアイ。前半36分にこぼれ球を押し込まれ失点すると、何度か訪れた好機も生かせない。エディンソン・カバーニが決定機を迎えるも得点できず、格下のベネズエラに完封負けを喫した。
この試合で注目されたのは試合に出場してないスアレスの暴れっぷりだった。最後の交代カードを使い切り、自身の出場がないと決定した直後から、ベンチ内で暴れオスカル・タバレス監督に怒鳴るスアレス。ベンチ内に設けられた強化ガラスの仕切りを拳で殴り、着ていたビブスを投げ捨てるなど周囲の選手も近づけない激昂ぶりだった。
スアレスが激怒した理由について一部メディアでは、タバレス監督が彼に出場資格がないことを告げていなかったのではと伝えられている。ベネズエラに脅威を与える目的でベンチに座らせたが、実は負傷者としての登録で試合には出られなかった。そのことを知らされていなかったスアレスは、母国の危機を救うためやる気満々でウォームアップしていたというのだ。
《岩藤健》
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