フランス・パリ市で5月20日・21日に、テニス大会「全仏オープン・ジュニア 2016年 ワイルドカード選手権大会 in partnership with LONGINES パリ決勝大会」が開催された。
大会には、日本、韓国、中国、ブラジル、インドの各予選を勝ち上がった5名と各国準優勝でランキング上位者1名の6名、男女合計12名が出場。大会初日に2組ずつに分けた予選リーグ、2日目に全仏オープン・ジュニア2016の出場権をかけた決勝戦が全仏オープンの舞台でもあるローラン・ギャロスで行われた。
日本の女子選手は、予選優勝の清水綾乃と準優勝の佐藤久真莉が出場。ふたりとも予選リーグを勝ち上がり、決勝に進出した。男子は日本予選を制した田島尚輝が参加。予選リーグ1戦目は勝利するが、2戦目にブラジルのラファエル・ヴァグネルに惜敗し、予選リーグ敗退となった。
ローラン・ギャロスでの女子決勝は、日本人対決。第1セットは清水が先取。第2セットも清水は順調に攻めて、5ゲームを連取した。第6ゲームで佐藤が粘りを見せてブレークバックするも、清水が第8ゲームをサービスキープ。6-4、6-2で試合を制して優勝した。男子はブラジルのヴァグネルと韓国のリム・ミンソプが対戦。ヴァグネルが6-2、6-0で優勝を決めた。
優勝を決めた清水とヴァグネルは、ワイルドカード枠で5月29日～6月4日に開催される全仏オープン・ジュニアに出場する。
フェドカップ日本代表監督の土橋登志久氏は、「まだまだレッドクレーの経験が少ない日本ジュニアが多い中、今回優勝し、全仏オープン・ジュニアの出場権を獲得した清水選手の活躍は素晴らしい。全仏オープン・ジュニア・ワイルドカード選手権で清水選手や佐藤選手が早くからこのような経験ができたことは、彼女たちが成長するチャンスとなる」とコメントしている。
●予選リーグ 女子グル―プA
・○佐藤久真莉（日本）2-1（6‐4、2‐6、6‐2）イー・ユンヒエ（韓国）×
・○佐藤久真莉（日本）2-0 （6‐1、6‐2）マハク・ジャイン（インド）×
・○イー・ユンヒエ（韓国）2-0（6-2、6‐3）マハク・ジャイン（インド）×
●予選リーグ 女子グル―プB
・○清水綾乃（日本）2-0（6‐1、6‐2）マルセル・シリーノ（ブラジル）×
・○清水綾乃（日本）2-0（6‐4、7‐5）ジュオーニ・ニーマ（中国）×
・○ジュオーニ・ニーマ（中国）2-1（4-6、6‐2、6‐1）マルセル・シリーノ（ブラジル）×
●予選リーグ 男子グル―プA
・○田島尚輝（日本）2-0（6‐1、6‐2）ユンチャォケテ・ブ（中国）×
・○ラファエル・ヴァグネル（ブラジル）2-0（7‐5、6‐3）田島尚輝（日本）×
・○ラファエル・ヴァグネル（ブラジル）2-0（6‐3、6‐4）ユンチャォケテ・ブ（中国）×
●予選リーグ 男子グル―プB
○リム・ミンソブ（韓国）2-1（5‐7、6‐4、7‐5）ルカス・ヴァグネル（ブラジル）×
○リム・ミンソブ（韓国）2-0（6‐3、7‐6（4)）アディル・カリアンプール（インド）×
○ルカス・ヴァグネル（ブラジル）W.O. アディル・カリアンプール（インド）×
●女子決勝
・清水綾乃（日本）2-0（6‐4、6‐2）佐藤久真莉（日本）×
●男子決勝
・○ラファエル・ヴァグネル（ブラジル）2-0（6‐2、6‐0）リム・ミンソブ（韓国）×
《美坂柚木》
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