フェデラー、全仏オープン欠場「長く現役を続けるための決断」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

フェデラー、全仏オープン欠場「長く現役を続けるための決断」

スポーツ 選手
ロジャー・フェデラー (2016年5月12日)
  • ロジャー・フェデラー (2016年5月12日)
  • ロジャー・フェデラー 参考画像(2016年1月26日)
男子テニス世界ランク3位のロジャー・フェデラーが5月19日、公式サイトで今年の全仏オープンを欠場すると発表した。フェデラーの四大大会連続出場記録は『65』でストップした。

今季のフェデラーは四大大会初戦の全豪オープンでベスト4に進出したが、大会後に受けたヒザの手術により長期欠場。4月のモンテカルロ・ロレックス・マスターズで復帰するも、マドリード・オープンは背中の痛みを訴え直前に棄権した。

フェデラーは今回の決断について、「今年の全仏オープンでプレーしないことに決めた。フィットネスは着実に良くなっているが、まだ100%ではない。現段階で出場するのはリスクだと判断した」と説明している。

今年35歳になるフェデラー。度重なる体調不良に引退を心配する声も多いが、「今回の決断は簡単なものではなかった。だがシーズンの残り試合を戦うため、キャリアを延ばすために決めた」と引退の考えはないことも明らかにした。

「いまだ私は意欲的でワクワクしている。私の計画は来たるべきATPツアーのグラスコートシーズンに、最高レベルのフィットネスで戻ることだ。パリのファンには申し訳なく思っている。だが、私は2017年にローラン・ギャロスへ戻って来ることを楽しみにしている」

フェデラーの発表にファンは理解を示し、「ロジャー、君がいなくて寂しいよ。だけど健康が第一だ。うまくいけば私たちはグラスシーズン、そして多くのグランドスラムで君を見られる」「全仏オープンを見る理由がひとつ減った」「大好きな選手の欠場は残念に思う。だけど健康は重要。それに私はより多く、長くあなたを見ていたい」と体調万全での復帰を願った。

《岩藤健》

編集部おすすめの記事

page top