普段は存在するのが当たり前すぎて意識していないかもしれませんが、困ったことが起きたとき、助けを求めたいとき、人々の脳裏に真っ先に思い浮かぶのは警察官の姿です。
「市民の安全と安心を守る」というポリシーで日々奮闘する一人のアメリカ人で警察官と少女のほっこりするお話を紹介します。
黄色の小さなミニカーを器用に運転する、たった2歳の運転手、ハーパーちゃん。
ハーパーちゃんはヘアサロンへ行くため、少しスピードを上げて走っていました。
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するとそこへ、行く手を阻む存在が現れました。
その正体は彼女の住む町、レキシントン警察署に所属するブライアン警官のパトカー。
サイレンを鳴らして現れたブライアン警官はハーパーちゃんにすぐさま『交通違反切符』を渡しました。
彼女に課せられた罪は、
・スピード違反
・無免許運転
・騒音運転
しかし、この3つの罪以外にも彼女には誰もが驚くもうひとつ重大な違反行為があったのです!
3つの大罪にさらに追加された罪とは・・・
その違反行為はなんと「鼻ほじり」!
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また、アルコール検知器でアルコールの代わりに飲みかけのジュースだけが検出されました。「酒気帯び運転」の罪には問われず済んだようです。
この出来事をきっかけでテレビ番組に出演したブライアン警官によると、突然のことで何が起きたのか理解できなかったハッパーちゃんは違反切符を見せて、「これなに?」と聞いていたそうです。
しかし、彼女は違反切符の存在なんて物ともせず、もらった切符を丸めて投げ捨て、笑顔で走り去って行ってしまったのだとか。(笑)また、「彼女はこれまでの違反記録がないので、今回は厳重注意だけにしました」と話していました。
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実はブライアン警官はハッパーちゃんを産まれたときから知っているご近所さんだったのです。帰宅途中に毎日ミニカーを運転するハッパーちゃんを見かけていたそうで、その日は少し驚かせてみようと思いつき実行することにしました。
ハッパーちゃんが本物の車を運転するその日までブライアン警官の厳しくもあり、優しい取り締まりは続くでしょう。