ワシントン・ナショナルズがスティーブン・ストラスバーグ投手と、新たに7年契約で合意したとメジャーリーグ公式サイト『MLB.com』が伝えた。同サイトによれば総額1億7500万ドル(約191億円)の契約になる。
ストラスバーグは2009年のMLBドラフトで全体1巡目指名を受け入団。2010年にトミー・ジョン手術を受けたが、本格復帰を果たした2012年に15勝をマークした。メジャー通算6年間で防御率3.09、54勝37敗の成績を残している。
現在27歳のストラスバーグは、今季終了後にフリーエージェント(FA)になると見られていたが、この契約延長で来季以降もワシントンに残ることが確実となった。
ストラスバーグの契約延長にファンからは、「正直に言って私は、彼がFAになってカブスへ来てくれれば良いと思っていた。ケガが多いから7年契約はリスクも大きいが、健康なら彼は非常に良い投手だよ」「この契約はストラスバーグにとっても、ナショナルズにとっても、ファンにとっても良いものだよ」と歓迎する声が寄せられている。
一方でケガにより稼働期間が短く、トミー・ジョン手術の経験もある投手との大型契約には、「キャリアで年平均10勝もしてない投手に1億7500万ドルだって?」という疑問も寄せられている。
また、「さらばブライス」「いくら出せばハーパー獲れるかな」「絶対ハーパー獲るぞ。絶対だ!」など、ナショナルズの主砲で2018年にFA予定のブライス・ハーパー外野手にも注目が集まっていた。
なおストラスバーグとナショナルズの契約には、2019年に契約を見直せるオプトアウト条項が盛り込まれている模様だ。
《岩藤健》
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