世界のシェフの味を堪能、Tasting Australiaが二年ぶりに復活 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

世界のシェフの味を堪能、Tasting Australiaが二年ぶりに復活

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世界でも有名なCheong Liew氏による料理のデモンストレーション、会場には多くの人が集まった
  • 世界でも有名なCheong Liew氏による料理のデモンストレーション、会場には多くの人が集まった
  • マスターズシェフでの入賞歴もあるCallum Hann氏によるデモンストレーション
  • 国内外のシェフによるデモンストレーション
  • ネイティブの苗の販売
  • Tasting Australia
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南オーストラリア州では、5月1日から8日にかけて食文化のイベント、Tasting Austraria(テースティング・オーストラリア)が開催されています。

世界でそれぞれの国の特徴を表すものの一つに食文化がありますが、ここオーストラリアは移民が多く様々な食文化が入り混じっています。これらの融合した食文化をワインと共に紹介していこうというのがこのイベント。秋の深まりの中で味覚を楽しむ大きなものとして二年ぶりの開催に多くの人が待ちわびていました。

●今年からは毎年のイベントに

イベントは約20年前にスタート、オーストラリアでも最も有名な食のフェスティバルとして続けられ、前回は2年前に開催。今年からは毎年のイベントとして開催されることが決まりました。なぜそれまでに大きなものになったのか、ワインで有名な州・南オーストラリア州では、ワインとフードを愛する国民が増え、ツァーダウンアンダーを始めとするスポーツイベントでさえもワインやフードが大きく係っています。これらの関わりがこのイベントを大きなものとして成長させたのでしょう。

●国内外のシェフが腕を披露

Tasting Australia では、アデレード市内やワイナリーを中心に各方面で活躍しているシェフがこのフェスティバルのためにレストランで腕を振るいます。今年はアメリカ・デンマーク・シンガポールなど海外からのシェフも参加。

アデレード中心部では、無料のイベントとして各シェフの料理のデモンストレーションやワインのテイスティングなど初日は日曜日とあって多くの人で賑わいました。

●海外からのシェフと作る独自の味

海外でも高く評価されている南オーストラリア州のシェフ、Cheong Liew氏は「オーストラリアは様々な国の背景や文化を持つ人が集まった国、この国ではチームで何かを作るときに一緒に学ぶことは特に大事なことだと思う。なぜなら、ほとんど全員が違うバックグラウンドの中で違う方法や価値観を持っているから。それをまとめることはたいへんだが、お互いにチームとして学ぶことで国際色豊かな料理を作り出すことができると思うよ。」と語ります。マレーシア生まれの彼が奏でる味は、マレーシア・インド・中国料理、そしてフランス・南オーストラリア州でも移民の多いギリシャの味がミックスされ彼独自の味を作り出し今では世界でも有名なシェフの一人として名が挙がります。

初日第一回目の料理のデモンストレーションでは彼が腕を披露、多くの観客で賑わいました。各デモンストレーションではシェフとアシスタントとのジョークを交えながらのクッキングで会場は賑やかな雰囲気の中で進められました。

またメインステージ脇ではインターナショナルフードの露店が並び参加者はワインやストリートフードを楽しんでいる様子でした。

●注目プログラムでは、当日までのお楽しみ

今年の注目されているものとしては、The Origins Dinnerというディナー(約200豪ドル)のプログラム。どこのレストランでどのシェフが料理を作るかすべてが当日のお楽しみというもの。シェフたちはこの日のために試行錯誤でメニューを考えます。

その他にも各レストランでの食事やデモンストレーションなど約1週間で200ものプログラムが開催される予定です。日本のように食べながら飲むという習慣はないものの、これらのイベントでは多くの人が食べることにも関心を持つきっかけになるのでは。

各プログラムは毎日中心部やワイナリーなど様々な場所で開催され一週間後に閉幕する予定となっています。

 (Asami SAKURA from Adelaide)
《Australia photographer Asami SAKURA》

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