男子テニスのバルセロナ・オープンは4月23日、シングルス準決勝が行われた。世界ランク6位で第2シードの錦織圭は、同22位で第6シードのブノワ・ペールと対戦し6-3、6-2でストレート勝ちした。
錦織は昨年の全米オープン1回戦、楽天オープン準決勝で敗れ対ペール2連敗中だった。苦手意識が生まれてもおかしくない相手だが最初のサービスをラブゲームでキープすると、錦織は第5ゲームでブレークに成功。ペールのダブルフォールトもあって第9ゲームもブレークに成功して、このセットを取った。
第2セットも錦織は第2ゲームでブレークに成功。直後の第3ゲームでブレークバックされるが、第4ゲームで再び取り返した。錦織は第8ゲームもブレークして大会3連覇に王手をかけた。
試合後の錦織は、「今日は非常に積極的なプレーができた。特に彼のセカンドサーブで攻撃を仕掛けられた」と内容を振り返っている。
過去バルセロナ・オープンで3連覇を達成したのはマッツ・ビランデル、ラファエル・ナダルのふたり。大会史上3人目の快挙に向け錦織は決勝でナダルと対戦する。
《岩藤健》
page top