岡崎慎司のレスター、終了間際の同点PK…ヴァーディ退場も土壇場で追いつく | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

岡崎慎司のレスター、終了間際の同点PK…ヴァーディ退場も土壇場で追いつく

スポーツ 短信
岡崎慎司 参考画像(右/2016年4月17日)
  • 岡崎慎司 参考画像(右/2016年4月17日)
  • ジェイミー・ヴァディ 参考画像(右/2016年4月17日)
日本代表FW岡崎慎司の所属するレスターは4月17日、イングランド・プレミアリーグ第34節でウェストハムと対戦し2-2で引き分けた。岡崎は先発出場し後半14分までプレーしている。

試合は5連勝中のレスターがホームで先制する。GKカスパー・シュマイケルのスローからリヤド・マフレズ、エンゴロ・カンテとつないで最後はジェイミー・ヴァディがネットを揺らした。

レスター得意の流れが一変したのは後半11分だった。ダニー・ドリンクウォーターのスルーパスから、エリア内で抜け出したヴァーディが倒され主審の笛が吹かれる。しかし、主審が示したのはシミュレーションの判断。ヴァーディは2枚目のイエローカードを受け退場した。

10人になったレスターは後半14分、岡崎に代えレオナルド・ウジョアを投入する。クラウディオ・ラニエリ監督は、これまで繰り返してきたゲームプランを非常事態でも踏襲した。同33分にはマフレズをダニエル・アマルティに代え逃げ切り態勢を整える。

だが同39分にレスターはウェス・モーガンがエリア内で相手を倒しPKを献上。アンディ・キャロルに決められ同点に追いつかれると、2分後にはアーロン・クレスウェルに逆転ゴールを許した。

マフレズを代えたことで個人技による局面打開は望めないレスター。得点のにおいがしないままアディショナルタイム5分も過ぎた同50分、ジェフリー・シュラップがエリア内で倒されPKを獲得した。大きなプレッシャーがかかる中、これをウジョアが決め土壇場で追いつく。

敗色濃厚から勝ち点1を確保したレスターには、「負けないこと、それが一番大事!」「なんか持ってるなレスター」と安堵するコメントが寄せられている。

一方で選手よりも目立った主審には、「審判のひとり相撲の引き分け劇でとても後味悪いゲーム」「主審が試合を左右しすぎ」「笛を吹く基準がバラバラ。何となくその場の雰囲気で裁いてる」「審判がいろいろぶち壊した酷い試合だった」「最後のプレーでPK取られたらウェストハムが気の毒」など、優勝争い真っ只中の試合を裁くレベルではなかったと厳しい意見が多い。

起死回生の同点PKを決めたウジョアは試合後、「チームは負けるに値しなかったので、とてもうれしい」とコメントしている。

ラニエリ監督も「私はとても幸せだ。負けが最後の最後で引き分けになったんだからね。我々の精神的には素晴らしい」と結果を喜んだ。


《岩藤健》

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