高校時代は済美高の4番打者として甲子園に出場、高校通算47本塁打の長打力を武器に優勝にも貢献したスラッガー。だがドラフト8位指名を受け入団した日本ハムファイターズでは、定位置を奪うことができず昨季限りで戦力外通告を受けていた。
トライアウトを経て入団した今季、待望の移籍初アーチは開幕5試合目で生まれた。岩田稔のスライダーをとらえた打球は、高々と舞い上がってレフトスタンドに着弾。開幕から連敗が続いていたチームを救う貴重な一発にスタンドが沸いた。
ツイッター上でこのときを待っていたファンの、「鵜久森がホームラン打って泣いてる」「これを待ってたんだ鵜久森!」「鵜久森すごくいい。ヤクルトに来てくれてありがとう」「神宮なら20本狙えるぞ」といったつぶやきが流れ、一時『鵜久森』がトレンド入りする騒ぎとなった。
試合も六回に一挙5点のビッグイニングを作ったヤクルトが、最後は継投で逃げ切り8-4で勝利。昨季のチャンピオンがようやく今季初勝利を挙げた。
ホームランボールを片手に鵜久森選手(^。^)ナイスバッティング!! pic.twitter.com/CB34hnaKYF
— 東京ヤクルトスワローズ公式 (@swallowspr) 2016年3月30日