縦横に巡らされた園内の道を進み、抜けた先が江戸川。堤防上あるいは河川敷には自転車道(江戸川堤サイクリング道路)が延び、休日平日を問わず多くのサイクリストが利用しています。JR常磐線と国道6号の高架をくぐり、その先1.1kmの右手が葛飾柴又。帝釈天の門前には、土産物屋がずらりと並んでいます。
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江戸川の堤防天端に延びる自転車道。幅も広く、快適に走行できる
江戸川と旧江戸川が分岐する江戸川水門で自転車道は途切れ、いったんは都道450号に出るものの、旧江戸川の右岸には先ほど走った健康の道・サイクリングロードが延びています。自転車歩行者道とはいえ、いかにも歩道然とした道を進むのには抵抗もありますが、並行する車道は路肩が狭く、走りにくいのは明らかです。
この道はところどころで不明瞭となりつつもずっと続き、やがて船着場が現れるなど河口近くの趣に。そして、首都高速湾岸線と国道357号をくぐった先に見覚えのある葛西臨海公園が現れ、一周の旅は終わりを告げることになります。
その距離52.4kmと、23区内のみを走る道としてはなかなか。しかもその76%となる39.8kmは、クルマが通行しない自転車歩行者道となっているのです。途中には桜の並木もありますから、花見がてらのお出かけにもうってつけです。
わかりづらいところもあるため、ルートラボにこのコースを登録しました。「さいくるくるりん」で検索してみてください。GPSがあれば、ダウンロードしたデータを道案内に使うこともできます。