【澤田裕のさいくるくるりん】埼玉サイクルエキスポ…異業種からの出展物に注目! | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【澤田裕のさいくるくるりん】埼玉サイクルエキスポ…異業種からの出展物に注目!

オピニオン コラム

忍者が使う武器のような趣を醸す「RUNWELL」の自転車用工具
  • 忍者が使う武器のような趣を醸す「RUNWELL」の自転車用工具
  • 昨年以上に増した来場者のせいか、なかなか前に進めないほどの混雑ぶりも
  • キヨタのおでかけヘッドガード(オスローキャップタイプ)をかぶったところ。モデルの見苦しさにはご容赦を
  • タイプはさまざまで、カラーバリエーションも豊富
  • あごひもを使わないときは、後頭部にあるループに引っ掛けておけばいい
  • 黒のメッシュ地の下に衝撃吸収材が内蔵されている
  • 衝撃吸収材の効果を示すデモンストレーション。一般的な吸収材と異なり、右の吸収材では玉がバウンドしない
  • 工具の形を模したマドラー。TOURIST(旅行者)ではなくTOOLIST(工具者?)というネーミングもおもしろい
昨年に引き続き、さいたまスーパーアリーナで催された埼玉サイクルエキスポに出かけました。昨年の3月から2月へと開催時期は少し早まったものの、入場料が無料で都心からのアクセスに優れるといった利点は変わらず。来場者数はさらに増えているように感じました。

■帽子が気になりました

今回は気になった出展物を紹介しましょう。まずは帽子…といってもただの帽子ではありません。頭部を囲うように衝撃吸収材が内蔵され、転倒した際に保護する機能を備えています。

もちろんヘルメットと比べれば効果は限定的となりますが、開発・製造するキヨタが日本車両検査協会に依頼して実施した衝撃吸収性試験の結果では、一般的な帽子と比べて衝撃加速度値が20分の1ほどに減っています。頭部を損傷しがちな障害者用のヘッドガードから派生した商品とのことで、こちらは福祉分野で20年を超える実績を有しています。

この帽子、不使用時には折りたためるためかさばらず、重量200g前後と自転車用ヘルメットと比べて遜色ナシ。見た目も普通の帽子と変わりません。ハンチングやキャップ、ニット帽などタイプはさまざま。カラーバリエーションも豊富です。


衝撃吸収材が内蔵された帽子

だからヘルメットをかぶるのに抵抗のある人にも、すんなりと受け入れてもらえることでしょう。といいますか「ヘルメットなんて…」と思っている人でも最低限の安全策として、使用を考慮していただければと願います。

なおラベルというブランドのカスク(ヘルメットの代わりに頭部の衝撃を防ぐヘッドギア)には専用のカバーが用意され、こちらも帽子感覚でかぶれます。

■工具も気になりました

もうひとつ気になったのが工具です。こちらは鉄やステンレス、チタンの鍛造部品を製造している相場産業の製品で、同社の自転車工具専門ブランド「RUNWELL」からリリースされています。

説明してくださった代表取締役の相場健一郎さん自身がサイクリスト、しかもピストバイクに乗っているとのことで、その工具もハブナット用のレンチやヘッドスパナなどが中心ですが、何よりそのデザイン性に惹かれます。


工具の形を模したマドラー。ネーミングもおもしろい

さらに工具のほか、工具を模したマドラーや栓抜き、クリップ、バルブキャップもラインナップに加わり、遊び心も感じられます。工具というと実用本位で、機能性でのみ評価されるものと思っていましたが、自転車という趣味の道具に使うには、工具にも趣味性が求められることに改めて気づかされました。

キヨタにしろ相場産業にしろ自転車業界外からの参入ということで、それが常識にとらわれないモノ作りにつながっているようです。
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