ラグビーの欧州6ヶ国対抗戦シックス・ネーションズは3月19日、第5節の3試合が行われる。エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)率いるイングランドは、大会13年ぶりの全勝優勝を目指す。
首位のイングランドは前節で2位のウェールズを下し、4勝0敗で最終戦を待たずして5年ぶりの優勝を決めた。2015年のワールドカップで日本代表を大躍進させた手腕を買われ、イングランド代表を率いることになったジョーンズHC。注目の初陣から結果を出している。
グランドスラム(全勝優勝)の期待もかかる中、前日会見に臨んだジョーンズHCはフランス戦の展望を語った。
「相手のチームを見てみれば、個人能力のある選手たちがそろっている。伝統的なフランスらしい試合をすることになるのは間違いない。FWのフィジカルの強さをベースに、即興的なラグビーをしてくる。相手の持ち味を出させないように、十分なインテンシティとフィジカルの強さが必要になる」
今の代表チームは良い状態にあると話すジョーンズHC。今大会でイングランドは新たな歴史を作ると完全制覇に意欲も見せた。
「グランドスラム勝利に向けて今の我々は良い位置にいる。過去のどのイングランド代表よりコンディションが整っていて、戦術的にもより柔軟さがある。土曜日の相手は最も経験豊富なチームのひとつなので、この若いイングランド代表が新たな歴史を作るチャンスだ」
《岩藤健》
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