ラグビーの欧州6ヶ国対抗戦『シックス・ネイションズ』は、2月13日に第2節が行われる。フランス代表と対戦するアイルランド代表の主将、ローリー・ベストは敵地での試合を難しいものになると予想した。
今回の試合会場はスタッド・ド・フランス。サッカーFIFAワールドカップ(W杯)の会場にも使用された、8万人収容の競技場だ。アウェーでの試合を、「とんでもなく大変な場所」とベスト主将も覚悟している。
「ここで試合をした経験は数回だけ。キャリア早々のころだったが楽しくなかった。相手は質を備えたチームで、ここはとても試合をするのに厳しい場所だ。彼らがフランス国家を歌うのを聴くと、中立のラグビーファンやその場にいるファンにとっては、最高の場にいると感じることだろう。とても情熱的に歌い上げられるからね。選手としてはそういうことすべてを、ブロックしなければならない。しかし、すごい雰囲気になることは分かっている」
シックス・ネイションズ2連覇中のアイルランド。しかし、昨秋のラグビーW杯で負傷者が続出、大会後は前主将のポール・オコンネルはじめ主力が多く抜けた。この危機にチーム一丸となって立ち向かい、3連覇を成し遂げられるか。
《岩藤健》
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