バイエルンのドイツ代表FWトーマス・ミュラーには、欧州各国のビッグクラブが注目している。今シーズン開幕前には、マンチェスター・ユナイテッドから100億円規模のオファーが届いたことでも注目された。
ミュラーは2015年12月に、バイエルンと2021年まで契約を延長したが、依然としてユナイテッドは彼をあきらめてないと言われる。今後の去就も注目されるミュラーだが、国外に行くことへ慎重な姿勢も見せた。最近受けたインタビューでは、「他国へ行くのは慎重になるべきだ」との意見を表明している。
「『別の国に行って、何かを得られるかもしれない』とは言える。学生が留学に行くなら2年間や1年半だろうか?1年後か2年後に戻ってくると言うのは簡単なことだ。だが僕が別の国に行くとすれば、長い話になるかもしれない。少なくとも僕はそう考えている。だから状況をよく見極めた上で、何をしたいか決めなければならない。どこからどういうオファーがあるのか、単に契約の話だけではない」
バイエルンがユナイテッドからの巨額オファーを一顧だにしなかったことに、感謝の意を示していたミュラー。今回のインタビューでも、「僕にとっては、あらゆる面でいつもバイエルン・ミュンヘンが最優先だった」とクラブへの信頼を語る場面があった。
この信頼関係が揺らがない限り、ミュラーのイングランド行きはなさそうだ。
《岩藤健》
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