神奈川県のコナミスポーツクラブ天王町に所属する泉原凪沙(いずはら なぎさ)選手。背泳ぎで才能が開花した2002年7月17日生まれの13歳。
昨年のコナミオープンでは50m背泳ぎと100m背泳ぎで日本学童新記録を樹立。5月のジャパンオープンでは50m決勝に中学生で唯一勝ち残った。陸の上ではあどけない少女の顔を見せるが、水中で進む力はすでに国内トップレベルだ。

泉原凪沙選手(コナミスポーツクラブ天王町)
---:水泳を始めたきっかけは何ですか?
泉原凪沙選手(以下、敬称略):2歳ごろだと思います。母がコナミスポーツクラブのベビークラスに入れてくれたことがきっかけです。
---:これまで他に何かスポーツをやったことはありますか?
泉原:コナミスポーツクラブの器械体操をやっています。3、4歳ぐらいから。
---:器械体操は今も続けているのですか?
泉原:やっています。習い事みたいな感じ。
---:自分の泳ぎで強いところはどこですか?
泉原:キックです。
---:背泳ぎに決まったのはいつ頃ですか?
泉原:小学校3年生ぐらい。よくわからないんですけど、泳いでみたら意外とタイムがよくて、そこからです。
---:印象に残る大会を教えてください。
泉原:100m背泳ぎで学童新記録を出せた、昨年のコナミオープンです。
---:世界の舞台を意識したのはいつ頃ですか?
泉原:去年のコナミオープン、50mの背泳ぎでCS(チャンプオンシップ)の決勝に残って、(歳上の)大きい選手たちと一緒にレースをしました。そこから自分も大きな舞台で戦えるようになりたいと思いました。
---:ライバルとして意識する選手はいますか?
泉原:今はまだ届かないところにいるけど、酒井夏海さん(埼玉・スウィン南越谷、泉原選手より1学年上の14歳)にいつかは勝ちたいなと思います。

コナミオープン女子50m背泳ぎ決勝の泉原選手。隣を泳ぐのは酒井選手
---:学業との両立はどうですか?
泉原:勉強は苦手です(苦笑)。
---:1回の練習はどれくらい行いますか?また、オフはありますか?
泉原:(1回の練習が)2時間半かからないくらいです。金曜日と日曜日がオフです。(練習内容は)スプリントの時もあったり、泳ぎ込みの時もあったりします。
---:今ハマっていることはありますか?
泉原:読書です。小説が好きです。
---:好きな作家さんはいますか?
泉原:赤川次郎さんが好きです。
---:好きな食べ物は?
泉原:フルーツ、みかんが好きです。
---:緊張をほぐすためにスタート前にすることはありますか?
泉原:自分のレースをすることが一番大事。すごく緊張はするけど、落ち着いて、レースは1本飛ぶだけだと思うので、ベストを出せるよう頑張って泳ごうと思います。緊張がなくなりはしないけど(笑)。
---:オリンピックについて
泉原:今はまだほど遠いかもしれないけど、4年後というのはすぐだと思う。オリンピックという舞台を頭に入れつつ、自分もいつかその舞台に立てるようになりたいなって思います。
---:2020年は東京オリンピック、2021年には福岡で世界水泳など、これから日本で大きな大会が開催されますね。
泉原:すごく嬉しく思います。
---:家族など応援してくれる人へメッセージをお願いします。
泉原:いつも頑張ってねといってくれるので、すごく感謝の気持ちでいっぱいです。
---:泉原選手にとって、水泳の魅力とは何ですか?
泉原:合宿とかを通じて、他の子と一緒に練習して、自分のダメだったところとか、あの子はここがこうだから速いんだなみたいなのがわかる。生活面では仲良くなったりできるし、そういうところが楽しいです
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●日本水泳界の未来を担う中学生スイマーに聞く
・宮坂倖乃(平泳ぎ コナミスポーツクラブ北浦和)
・泉原凪沙(背泳ぎ コナミスポーツクラブ天王町)
・今井 月(平泳ぎ 本巣スイミングスクール)
・池江璃花子(自由形、バタフライ ルネサンス亀戸)