沖縄・宜野湾で行われているDeNAの春季キャンプ。2月4日の練習で山口俊投手がブルペン入りし、開幕へ向け気合いの245球を投じた。
すでに開幕投手が内定している山口。今キャンプ3度目のブルペン入りは、直球を中心に変化球を交え、全球種を試しながら行った。
キャンプ4日目まででチーム最多の球数を放っているが、ハイペース調整について山口は、「開幕投手だからというわけではない。気合いと選手会長の自覚です」と話した。
2014年にリリーフから先発へ再転向を果たし、6月には自身2度目の月間MVPを獲得。昨シーズンは開幕から先発ローテーションの一角として期待されたが、防御率4.49、3勝6敗と裏切る結果に終わってしまった。
今年こその思いが強い山口にファンからは、「もう28。今年が勝負だぞ」「新エースになってもらわないと。それだけの素質はあるはず」「ずば抜けた才能の持ち主がようやく本気になった」「若手ピッチャーも出てきてるから、山口だけじゃなく他のピッチャーも危機感を持たないとな」など、気合いの投球を評価する声が寄せられている。
一方で「こんなことしてたらケガ離脱しないか」「さすがに投げ過ぎ」と、もう少し球数は抑えたほうがいいのではと心配する声も聞かれた。
ここまでは「計画通り」と開幕に向け、仕上がりに手応えを感じた山口。今年こそエースのピッチングを見せられるか。
《岩藤健》
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