テニスの全豪オープンは1月26日、女子シングルス準々決勝が行われた。世界ランク1位で第1シードのセリーナ・ウィリアムズは、同5位で第5シードのマリア・シャラポワと対戦し6-4、6-1でストレート勝ちした。
大会連覇を目指すセリーナは、第1セットの序盤こそ調子が上がらずシャラポワに押されたが、中盤からは逆に圧倒するテニスを見せた。第1セットを先取すると、第2セットはさらに力の差を見せつける圧巻のテニスだった。
2004年の全英オープン、WTAツアー選手権でシャラポワに敗れたセリーナだったが、その後は今回も含め18連勝。10年以上シャラポワに負けていない。
対シャラポワの連勝を伸ばしたセリーナに、「セリーナはサービス・ストロークだけでなく、メンタルでもタフだからなかなか勝つのはどの選手も難しい」「選手寿命の短いスポーツなのに、この人はまったく衰える気配がない」「セリーナのパワー恐ろしい」「パワー型のシャラポワに、それ以上のパワー持ってるセリーナは相性悪い」「今の女子には技術でセリーナに対抗できる選手がいない」などセリーナ時代はまだ続きそうとの声が多い。
ヒザの故障や体調不良で万全のコンディションとは言えないセリーナだが、全豪連覇にあと2勝と迫った。
《岩藤健》
page top