全豪テニス・F1・競馬で沸くメルボルン…“3番ホーム”から見た日常【フォトレポート】 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

全豪テニス・F1・競馬で沸くメルボルン…“3番ホーム”から見た日常【フォトレポート】

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「最もメルボルンらしい風景」といわれる路地裏(レーンウェイ、Laneway)のカフェ。メルボルンっ子たちが思い思いに過ごす場でもある
  • 「最もメルボルンらしい風景」といわれる路地裏(レーンウェイ、Laneway)のカフェ。メルボルンっ子たちが思い思いに過ごす場でもある
  • メルボルンの夜。路面電車(Yarra Trams)を待つ男女も……
  • カーネギー(Carnegie)駅の前にある小さなカフェ「Platform 3」
  • ユーレカスカイデッキ(Eureka Tower)から見えたテニス全豪オープン会場「メルボルン・パーク」
  • プラーラン・マーケット(Prahran market)にあるマーケット・レーン・カフェで定番エスプレッソ「フラットホワイト(Flat White)」を
  • 都市間列車など(V/Line、Metro)のターミナルで、路面電車(Yarra Trams)も行き交うフリンダースストリート(Flinders St)駅
  • フリンダースストリート駅から、クランボルン線(Cranbourne Line)の電車に揺られて30分ほどのカーネギー(Carnegie)駅で降りる
  • 突然、目の前にコクチョウが現れた。このサーキットでは、クルマや自転車ではなくコクチョウが優先される
オーストラリア・メルボルンで行われている全豪オープンでは、錦織圭が、苦しみながらも5年連続の4回戦に進出した(16強入り)。世界最高峰のプレーに沸く、真夏の南半球のハードコートのまわりは、どんな風景が広がっているのか。32枚の写真とともに見ていこう。

豪州第2の都市で最南端の州都、メルボルン。その中心街は、都市間列車など(V/Line、Metro)のターミナル、フリンダースストリート(Flinders St)駅の北にあるシティ(City)。全豪オープンの会場「メルボルン・パーク」は、シティから1.2kmほど西にあり、フリンダースストリート駅から歩いて15分ほどの緑に囲まれた公園のなかにある。

観戦の合間に、市場やカフェといった“食”を間近に感じるならば、日本のSuicaのような交通ICカード「myki」をピッとやって、路面電車(Yarra Trams)でクイーン・ヴィクトリア・マーケットやプラーラン・マーケットへ。場内にあるカフェは、Cityのなかでひしめくレーンウェイ(裏路地)のそれと違い、飾らず気取らず、呑んだり食べたりを楽しめる。

蒸し暑い真夏のメルボルンで、オーストラリアの定番エスプレッソ「フラットホワイト(Flat White)」や、ミルクなしのロングブラック(Long Black)を試しつつ、街を歩いて汗をかいたあとは、クーラーの効いた都市間列車(Metro)で郊外へ向かうのもいい。

フリンダースストリート駅から、クランボルン線(Cranbourne Line)の電車に揺られて30分ほど。コーフィールド競馬場(Caulfield Racecourse)を右手に見て、カーネギー(Carnegie)駅で降りる。1・2番ホームを持つこの駅のすぐ近くに、「3番目のプラットホーム」という意味を込めて名づけられた「Platform 3 Cafe」がある。

カーネギーの街は、東京近郊でいえば、中央線だと東小金井、総武線だと下総中山、京浜東北線だと与野という雰囲気で、のんびりゆったり、商店と住宅が雑然と広がっている。カウンターでクーパーズオリジナルペールエール(Coopers Original Pale Ale)のボトル(9豪ドル=750円)を片手に、“普段のメルボルン”を眺めながら、メルボルンっ子たちをチラチラとやる。

日が暮れてシティ近くの宿へと戻る途中、街にはパブやジャズバーといった“誘惑”がいろいろあるけど、早起きして、F1開幕戦となるオーストラリアグランプリのサーキット周辺を走ってみたい。

テニス全豪オープンが終わると、こんどはF1。3月になると、テニスのメルボルン・パークから3km南にあるアルバート・パーク湖(Albert Park Lake)のまわりでF1オーストラリアGPが始まる。さらに初夏のころの11月には、「国を停止させてしまうレース」という競馬の祭典「メルボルンカップ」が開催され、街がさらに華やぐ。
《大野雅人》

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