カーネギーの街は、東京近郊でいえば、中央線だと東小金井、総武線だと下総中山、京浜東北線だと与野という雰囲気で、のんびりゆったり、商店と住宅が雑然と広がっている。カウンターでクーパーズオリジナルペールエール(Coopers Original Pale Ale)のボトル(9豪ドル=750円)を片手に、“普段のメルボルン”を眺めながら、メルボルンっ子たちをチラチラとやる。
テニス全豪オープンが終わると、こんどはF1。3月になると、テニスのメルボルン・パークから3km南にあるアルバート・パーク湖(Albert Park Lake)のまわりでF1オーストラリアGPが始まる。さらに初夏のころの11月には、「国を停止させてしまうレース」という競馬の祭典「メルボルンカップ」が開催され、街がさらに華やぐ。
《大野雅人》