普段は走れない美しい海辺、風景の豊かな川辺のサイクリングなどが可能になる。その輪行に必要なのが「輪行バッグ」だ。
■輪行バッグも軽さが重要
私の輪行自転車生活は折りたたみ電動アシスト自転車から始まった。この自転車の輪行用純正バッグは丈夫にできていた。さらにバッグごと引っ張れるように車輪まで付いていたが、これが実に重い…。
その後ロードバイクに乗り出してから気が付いたのは、輪行バッグも「軽くなくてはダメ」ということだ。
ロードバイクにリアキャリアを付けていた頃。取材用機材を運ぶため、リアキャリアの左右にフックで止めるバッグを装備していた関係で、「ふわっ」とバイクの上から被せるタイプの輪行バッグを利用していた。荷台があっても邪魔にならないからだ。
ただし、これは底の部分は袋状の口をひもで締めるだけなのでタイヤやぺダルがはみ出しやすい。袋詰めするのは簡単だし軽かったが、これは欠点だった。
現在はリアキャリアの付いていないロードバイクに乗っている。私が気に入っている輪行袋がタイオガの「コクーン(ポーチタイプ)」だ。
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現在使っている輪行バッグはタイオガの「コクーン(ポーチタイプ)」
輪行して現地に着いて、組み立てはできるだけ簡単がいい。フロントタイヤのみ外し、リヤタイヤとサドルは付けたままなら最高だ。軽量で、これらの条件に適していたのがタイオガのコクーンシリーズだった。
コクーンには複数のタイプがあり、最軽量モデルの「スーパーライトコクーン」は245gの重さだが、私は普通のコクーン(ポーチタイプ)で、色はブラックにした。重量は270g(シルバーは280g)。
素材は70デニールナイロンを使用し、撥水加工もされている。固定用ストラップ4本とショルダーストラップ、収納ポーチが付属する。サイズは1590mm x H870mm。
私はとてもズボラなのでフロントタイヤを外すだけがいい。今思えば、サドルを取り付けたままでいい「フレックスコクーン」を購入すべきだったが、それを知らずにサドルを外すタイプのコクーンを購入してしまった。
幸いにも実は私のロードバイクのサイズはとても小さいので、多少サドルがはみ出るものの、外さなくても大きな問題はない。その代わり、500円のサドルカバーを購入する羽目にはなったが…。
【長距離サイクリングは輪行バッグで安心…タイオガ「コクーン」 続く】