12月17日に引退会見を開いた女子サッカーの澤穂希(INAC神戸レオネッサ)。第一人者として女子サッカーを牽引し続けた澤は、「若手に伝えたいこと、今後の女子サッカーに必要なものは?」の質問に「結果がすべて」と言いきった。
2011年ドイツワールドカップ優勝のあとにプレー環境が大きく向上したと話す澤は、「自分自身も経験して思うことは、結果がすべてということ。2月にもリオ五輪のアジア予選がありますし、本当に大事な大会になるので、ぜひなでしこの選手たちにはリオへ行って金メダルを獲ってもらえるようにしかないです」と後に続く選手たちを激励した。
「これからリオ五輪、東京五輪があります。今の若い子たちは遠慮している部分が多いなと感じるので、ノビノビやってほしい気持ちもありますけど、勝負にこだわってより一層頑張ってほしいとは思っています」
会見で「INACのようなプロクラブが増えてほしい」とも話した澤。結果を残すことでしか変わらないものがあることを知っている、パイオニアからの励ましだ。
《岩藤健》
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