川崎フロンターレのMF中村憲剛が12月16日、ブログを更新。同日に現役引退を発表したサッカー女子日本代表FW澤穂希(INAC神戸)についてつづっている。
この日は「先輩方の引退」とエントリー。澤の引退を知った中村は、「澤さんは日本女子サッカーの先駆者として世界トップクラスに引き上げた原動力であり、澤さんが日本女子サッカーに残したものはとてつもなく大きなものだと思います」とその功績を讃えた。
澤との最初の出会いは、中村が小学4年生の頃。東京・府中の府ロクサッカー少年団時代で、2年先輩の澤と出会ったという。澤のプレーを初めて見た時を「衝撃的でした」と中村は振り返る。澤はこの頃から周囲に一目置かれるプレーを見せていたようだ。
2011年に澤はなでしこジャパンにワールドカップ優勝をもたらし、バロンドールを獲得。「日本中でものすごい騒ぎになりましたが、小学生の時から知ってた自分からすると『ようやく時代が澤さんに追いついた!!』と本当に嬉しく思っていました」と、中村は自身も澤から勇気と元気をもらっていたと続けた。
最後に「府ロクの後輩として本当に誇りに思います。澤さん、本当にお疲れ様でした!!」とメッセージを送っている。
また、FC岐阜のMF宮沢正史、浦和レッズのMF鈴木啓太、松本山雅のFW阿部吉朗も今季限りで現役引退を発表したことについて、年齢の近い選手の現役引退は寂しいと明かす。
「今現在自分の頭の中に現役引退の文字は無いです」と自身の引退については考えていないようだ。
ファンからは、「感動。澤さんありがとう。」「澤選手の引退、私も何か凄くショックです。」「同年代の選手の引退は、さびしいものがありますね。」「まだケンゴにお疲れ様を言う気は全くないからね」などのコメントが寄せられていた。
《桜川あさひ》
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