DeNAの井納翔一投手は12月2日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、600万円アップの年俸4500万円でサインした。ダウン提示を覚悟していたという井納は、「上げてもらってうれしい。下がると思っていた」と喜んだ。
昨シーズンの11勝9敗から、今シーズンは5勝8敗と成績を落とした井納。だが防御率は4.01から自己最高の3.27に改善されており、球団は勝ち数よりも他球団のエース級と投げ合い、試合を作った点を評価した。
ファンからも「今年は相手のエースとぶつかり援護が少なかったから勝星は伸びなかったが、防御率は格段に良くなっている。 来年も頼むよ」「井納の登板試合は打線の問題もあった。勝ち星以上の評価は妥当」「今年は良くも悪くも3失点のイメージ。エースと言うには物足りないが、来年また頑張ってほしい」「来シーズンへの期待も込めてのアップですね」など、勝ち星が伸び悩んだのは不運な面もあったと理解の声が多い。
会見で井納は「何とか試合は作れたが、あと一歩が踏ん張れなかった。来シーズンは踏ん張れるようにしたい」と話し、2016年はエース対決でも一歩も退かない覚悟を見せた。
《岩藤健》
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