夏ということもありアウトドアが盛んになる時でもある。オーストラリアのクリスマスは日本と何が違うのかまとめてみた。
1. 長い夏休み
日本では社会人の年末年始の休みは1週間くらい。しかしオーストラリアでは、夏休みが長いのは学生だけに限らない。ほとんどの企業はクリスマス前の12月半ばから1月1~2週目まで、約3週間ほど休みとなる。
気ぜわしい年末年始でものんびり過ごしている人が多いのは、長い休みだからと言えるだろう。
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2. 休みを利用してのキャンプ
3週間というと、キャンプをしながら他州へ移動することが時間的に可能になる。自転車やボートを積んだ車は普段から見かけるが、この休みにはより多くなる。この時期にガソリンスタンドの利用者が増えるのもうなずける。
3. クリスマスは多くの店やレストランが閉店
クリスマス前の週末は、人気レストランは忘年会などで大繁盛。日本ではそのにぎわいが年末まで続くが、オーストラリアはクリスマス当日はほとんどの店が休みだ。
レストランも休みとなるためホームパーティーやガーデンパーティーなどをよく見かける。開店していているのはファーストフードかガソリンスタンドくらい。クリスマス明けのボクシングデー(クリスマスの箱を開けるという意味からきていると云われている)からは、早いところでは夏物セールがスタートして街は年末まで忙しくなる。
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4. アウトドアのイベントが目白押し
クリスマスに便乗したイベントは多くなるが、日本と違うのはアウトドアの関連が多くなることだ。夏の暑さをしのぐために夕方から出かけるというのも日の長い夏ならでは。
南オーストラリア州ではクリスマス前に小さな移動遊園地がオープン。屋外コンサートは多くの大学生が繰り出し大盛況となり、公園ではグループでBBQをしている姿を見かける。アウトドアで必須なアルコール類が売れる時でもある。
5.毎年派手になるクリスマスのライトアップ
日本と唯一同じなのがライトアップ。毎年一度きりのイベントを楽しもうというのだ。年々派手になり、またソーシャルメディアなどを通してライトアップマップなるものが発信される。今年もあと数日で各所でライトアップがスタートする予定となっている。
長い休みだからこそゆっくり過ごすのがオーストラリア流クリスマスの過ごし方。特に自然の多い南オーストラリア州では海やヒルズが都市部からも近いため、イベントや旅行の計画がなくても手軽にアウトドアも楽しめるのである。