四国IL・高知を退団した藤川球児投手が、阪神復帰を決断したことが分かった。2012年オフのメジャー挑戦以来、久しぶりに縦縞のユニフォームに袖を通すことになった。
藤川は阪神時代に220セーブを挙げ、虎の守護神として多くのバッターと名勝負を繰り広げた。2012年オフにはシカゴ・カブスと契約し渡米、メジャーでの挑戦を始めた。だがアメリカでは初年度にヒジを痛め、トミー・ジョン手術を受ける。以後は復活を目指してきたが今シーズン、所属先のテキサス・レンジャーズから自由契約となった。
レンジャーズ退団後は独立リーグ四国ILの高知に入団。日本復帰に際しては阪神も獲得に動いていたが、交渉は不調に終わった。しかし、阪神はシーズン中からスカウトを高知へ派遣するなど、藤川の復帰をあきらめていなかった。
藤川の復帰には「お帰りなさい。セ・リーグを盛り上げてくれ」「火の玉ストレートが帰ってくる。金本監督の采配が楽しみ」「来年の阪神は楽しみ！」と歓迎するファンがいる一方、「かつての球威はないけど大丈夫か？」「JFK時代の印象が強いけど、活躍するためには別のスタイルが必要だよね。昔の球児を求めるのは酷かと」など加齢とヒジの手術に不安を覚えるファンもいた。
《岩藤健》
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