ベッケンバウアーに不正疑惑、2006年ドイツW杯招致で | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ベッケンバウアーに不正疑惑、2006年ドイツW杯招致で

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ベッケンバウアー氏(c)Getty Images
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かつて西ドイツ代表としてW杯を制覇し、現役時代は“皇帝”の異名も取ったフランツ・ベッケンバウアー氏。現在はバイエルン・ミュンヘンの名誉会長も務めるが、最近2006年ドイツW杯不正招致疑惑で渦中の人となっている。

ベッケンバウアー氏と、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)を率いていたジャック・ワーナー氏との間で、密約を持ちかける書類が見つかったのだ。ワーナー氏といえば、汚職問題で9月にFIFAから事実上の追放処分を受けたことが記憶に新しい人物。

W杯開催地が決まる、わずか4日前の日付とベッケンバウアー氏の署名が入った書類では、投票の見返りとしてワーナー氏にW杯チケットを融通することやCONCACAF加盟国への支援が約束されていた。

実際の投票でワーナー氏は他の候補地に票を入れており、この書類は草稿にとどまったとの見方もある。それでも招致委員会が買収を画策していた疑念は拭えず、2006年W杯に大きな傷をつけるものだ。
《岩藤健》

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