サンフランシスコ・ジャイアンツは、青木宣親外野手との来季契約オプションを行使せず、70万ドル(約8500万円)のバイアウトを支払ってフリーエージェントにした。11月4日に複数の米国メディアが伝えた。
青木の来シーズンは球団が選択権を持つオプションだった。年俸550万ドル(約6億7000万円)で2016年も契約延長するか、70万ドル支払って破棄するかの選択で球団はフリーエージェントにすることを選んだ。
今シーズンは頭部死球による欠場でシーズンを終えた青木。だが開幕からリードオフマンとしてチームを引っ張った功績や、安価で契約できることから健康状態さえ問題なければ延長は延長されるだろうと見られていた。
だがジャイアンツはマーロン・バード外野手とともに、青木をフリーエージェントにする決断を下した。同時に外野手ふたりを放出した経緯について、ボビー・エバンスGMは「彼らと契約を結べば、オフの選手獲得で柔軟性が制限される」と語った。
チームはフリーエージェント市場に出てくる大物を獲得するため、資金に余裕を持たせ身軽な状態にしておきたいようだ。ただ、外野手の層が手薄になってしまうのは否めず、エバンスGMはオフシーズン後半に青木、バードと再契約する可能性に含みを持たせた。
今回の決定にファンは「本当に破棄したんだ。これは驚きだね」「おそらくセスペデスの動きが関係してるのでは?」「アレックス・ゴードンを獲得するのかな?」「セスペデスを獲って、青木と第4の外野手で再契約だな」「青木とは再契約するんじゃないの。もしくはロイヤルズが取り戻すか?」など意見を寄せている。
《岩藤健》
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