楽天の嶋基宏捕手は10月30日、今シーズン取得した海外FA権を行使せず、来シーズンもチームに残留する意思を表明した。仙台市内の球団事務所で取材陣に応え、「もう一度東北の方々と優勝を」と話した。
嶋は昨シーズン途中に国内FA権を取得したが行使しなかった。今季9月に海外FA権を取得し再び去就が注目されたが、星野仙一氏が副会長に就任したことや梨田昌孝氏が新監督に就任したことを受け、「新しい環境でプレーしたい。ソフトバンクの試合を見て、もう一度東北の方々と優勝を味わいたいと思った」と残留を決意。
グラウンドの内外でチームをまとめる嶋の残留表明に、「楽天ファンとしては朗報」「楽天ファンとしてはこんなにうれしいことはない」「また胴上げの目撃者になりたい！」「正捕手が残ったのはデカい」などファンも胸を撫で下ろしていた。
今シーズン最下位に沈んだ楽天。梨田新監督の下で巻き返しにも期待がかかる。
《岩藤健》
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