リバプールは10月17日、プレミアリーグ第9節でトッテナム・ホットスパーと対戦した。ユルゲン・クロップ監督のプレミア初采配となった試合は0-0の引き分け。それでも試合後は「スタートには満足している」と語った。
リバプールは序盤から激しくプレスをかけ、リーグ屈指の運動量を誇るトッテナムに走り負けないハードワークを見せた。だが序盤の得点機を決められないと、その後はペースダウン。スコアレスで初陣を飾ることはできなかった。
だが初戦で勝ち点1を獲得できたことにクロップ監督は、「最大限の期待はしていなかったので、最悪のスタートではないと思う。準備期間は3日間しかなかったので難しくなりそうだと思っていたが、本当に満足しているし試合のスタートは素晴らしかった」と会見で笑顔を見せた。
間近で見た選手たちの様子は、焦りが出ていたように感じたとも話した。
「問題はボールを持ってから。十分に冷静なプレーができず、スキルを活かせなかったことだ。少し急ぎすぎてしまっていたようだ。ナーバスになっていたのかもしれない。そう見える部分があった。正しい選択肢を見つけられなかったが、それは普通のことだ。こういうスタートができたのならスペースでボールを持って、視野を広げてボールを動かすべきだ。トッテナムは守備が固く我々はうまく状況を活かせなかった」
ドイツ時代から激しいプレスが特徴だったクロップ流。それをイングランドでもさっそく見せたが、下位チームとの試合でも気の抜けないプレミアで最終節までこれが通せるかは今後の課題だ。
《岩藤健》
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