ユルゲン・クロップがリバプールの新監督に就任し、10月9日に会見を開いた。低迷する名門クラブ再建に大きな期待をかけられているが、会見でクロップは「自分は普通の人間だよ」と語った。
リバプールは10月4日にエバートンとの試合に引き分けると、わずか4時間後にはブレンダン・ロジャーズ監督の解任を決めていた。それからすぐ後任人事に入り、当初から最有力と伝えられてきたとおりドルトムント前監督のクロップに決定した。
クロップはドイツ・ブンデスリーガのドルトムント時代、低迷していたチームを立て直し優勝したほか、日本では香川真司との師弟関係でも知られている。
今回の会見でクロップは、「チェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は“スペシャル・ワン”と称しているが、自分は何と呼ばれたい?」という質問に対し、「私は本当に、本当に普通の人間なんだ。だから“ノーマル・ワン”だね」と答え記者団を笑わせていた。
正式発表されたクロップ監督の就任に、「プレミアは監督の顔ぶれも面白くなってきたな」「クロップが気に入ったよ。世界クラスのコーチを迎え、リバプールがよくなるのを期待している」「リバプールをいいほうへ導いてくれると信じてる」「面白い受け答えだったね。リバプールが10位でロジャーズ監督を解任した一方、チェルシーが16位でもモウリーニョを辞めさせないのと合わせて考えたら余計におかしい」など、ファンからは多くのコメントが寄せられている。
会見では「時間がほしい」とも話したクロップ監督。長期計画でリバプール再建に取り組む。
《岩藤健》
page top