イングランド・プレミアリーグのリバプールは、成績不振を理由にブレンダン・ロジャーズ監督を解任すると発表した。後任は未定だが前ドルトムント監督、ユルゲン・クロップ氏などの名前が挙がっている。
今シーズンのリバプールは開幕から2連勝したものの、内容的には低調な試合が続き、ここ最近は6試合で1勝と低迷していた。4日に行われたエバートン戦を引き分けると、クラブは監督交代の決断を下した。
ロジャーズ監督は2010年、スウォンジーの監督に就任しクラブを史上初のプレミア昇格に導いた。その手腕を高く買われ2012年夏からリバプールを率いてきたが、若い指揮官の挑戦は3年4カ月で終わりを迎えた。
スウォンジー時代にロジャーズ監督の下で選手として戦い、現在は同クラブを率いるギャリー・モンク監督は、今回の解任に驚きを示している。
「信じられない。とても荒っぽい決断だと思うね。まったくもってそんな扱いをされるべき人物ではない。トップクラスの監督だ。閉ざされた扉の向こうで何が行われて、何が言われたりしているか分からない。だが私には大きなサプライズだ。スウォンジーでの彼は素晴らしかった。現在のリバプールで、誰が彼以上の仕事をできるか私には見当もつかない」
《岩藤健》
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