ラグビー日本代表は10月11日、W杯1次リーグ最終節でアメリカと対戦し28-18で勝利した。すでに1次リーグ敗退は決まっていた日本だが、最後まで堂々と戦い今大会を3勝1敗で終えた。
試合は前半5分アメリカにPGで先制を許すが、7分に松島幸太朗のトライで日本が逆転に成功する。その後アメリカにトライを奪われ逆転されるも、日本は28分にモールから藤田慶和がインゴールに飛び込み再逆転のトライを挙げた。
日本は後半アメリカに7点差まで詰め寄られるが、最後は五郎丸歩のPGで10点差に突き放し逃げ切った。直前の会見で「アメリカはセブンズ(7人制ラグビー)のような、ボールを大きく動かす攻撃を見せるだろうが、冷静に反則は犯さずプレーしたい」と語っていたエディ・ジョーンズHC。その言葉通りの試合ができた。
試合後の五郎丸は「我々が目指してきたものが形になった。準々決勝に進めれば最高だったけど、それ以上のチームができたと思う」と話した。
ラグビーW杯で1次リーグ制が採用されて以降、3勝以上で決勝トーナメントに進めないのは日本が初。ラグビーW杯では、1999年大会で初めてベスト8に進出したアルゼンチンが、その後一気に世界のトップクラスまで駆け上がった前例がある。
日本も自国開催となる2019年W杯で、さらなる躍進が期待される。
《岩藤健》
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