男子テニスの国別対抗戦デビスカップは9月20日、入れ替え戦の最終日が行われ日本はコロンビアと対戦した。日本はシングルスで錦織圭、ダニエル太郎が連勝し3勝2敗でワールドグループ残留を決めた。
2日目のダブルスに敗れ日本は1勝2敗と後がない状態で最終日を迎えた。1敗すれば即敗退が決まる緊張感、場所は敵地コロンビア。相手の大声援の中で登場した錦織は、第4試合でサンティアゴ・ヒラルドとのエース対決を6-4、6-2、7-6のストレートで制した。
これで首の皮一枚つながった日本は命運をダニエルに託す。第1セットをタイブレークの末7-6で奪ったダニエルは、第2セットも2度のブレークに成功しアレハンドロ・ファジャを6-3と突き放した。第3セットでも序盤から連続ブレークに成功し6-2で逃げ切る。
デビスカップ初勝利が日本を救う価値ある1勝になったダニエルに、「ダニエル太郎くん勝った!素晴らしい」「選手の熱い闘いは見応えがあったし、何よりダニエル選手のデ杯初勝利はおめでたい…!!」「ダニエル頑張った」「彼の粘りのプレーは本当にすごかった」「アウェイの中で錦織くん2勝は貫禄としても、よく頑張ったダニエル太郎を褒めてあげて!」など、奮闘を称える声が多く寄せられた。
この勝利により日本は来シーズンのデビスカップも、ワールドグループで戦えることになった。
《岩藤健》
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