東京・新宿の協栄ボクシングジムは9月7日、同ジムに所属するモデルボクサー・高野人母美(たかのともみ)が出場する「WBO女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ」の記者会見を開催した。
高野は現OPB東洋太平洋女子S・バンタム級王者であり、同時にファッションモデルとしても活躍する。モデル業のかたわら、2013年4月にプロデビュー。これまでの戦績は9戦8勝(5KO)1敗だ。
初の世界タイトルに向けて緊張した面持ちで登場した高野。「自分自身どこまで行けるか、自分をどこまで試せるかという最大のチャンスです。自分に負けないようにメンタルも強化しつつ、試合に臨みます。10ラウンド、フルに闘いたいと思います」と語る。
女性ボクシング界の扉を開き、より盛り上げるためにも、高野は「勝ちます」と力強く宣言。試合は11月11日に東京・後楽園ホールで行い、チャンピオンのダニエラ・ベルムデス(アルゼンチン)と対戦する。
また、記者会見後には高野の衣装デザインを担当するvene(ヴィーネ)との契約会見も行われた。veneはこの日、高野が身に着けたジュエリーを提供。ティファニーの新作で合計約2000万円になるという。その時初めて値段を聞いた高野は驚いた表情を見せたが、すぐにジュエリーと一緒にポーズ。モデルの側面も記者たちに披露してくれた。
《五味渕秀行》
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