ナイキジャパンは7月7日、東京都内でプロトレーナーを対象にした「NIKE TRAINING SESSION」を開催。ゲストにプロボクサーでWBC世界バンタム級チャンピオンの山中慎介らを招いたトークショーが行われた。
司会者から山中に「ボクシングの選手にとって必要な筋力など、重点的に鍛える場所は?」という質問がされた。
山中は下半身の力を利用してパンチにつなげているので、下半身も意識するという。「ボクサーであればサンドバックやミット打ちなどは必ずやっているので、上半身の筋肉は自然とつく。下半身は意識してフィジカルトレーニング、体幹トレーニングをやっています」
フィジカルトレーニングで体重が増えても減量苦はないそうで、「筋肉がつけばそれだけ代謝もよくなる」という。
細い見た目を司会者から指摘されると、「(筋肉が)そんなにゴツゴツしていないし、普段着を着ていたらボクサーには見えない。それだけ中身が詰まっている」と笑いながら、ウエアはSサイズと教えてくれた。
強いパンチを繰り出すポイントは下半身と答える。「下半身の力を利用して上半身につなげることで破壊力が増すので、下半身の筋力が大事になってくる。左足で踏み込んで上に伝えています」
トークショー後に実施された木場克己トレーナーによるな骨盤トレーニングの実技指導では普段とは違った動きした。「使っていない筋肉、やっていないところを鍛えることも大事だと思いました。ウォーミングアップで取り入れたい」
9月には9度目の防衛戦が控えている山中。現在は「どんな選手がきてもいいようなトレーニング」として、試合直前にはやれない練習を行っている。
《五味渕秀行》
page top