東京2020エンブレム、佐野研二郎氏原案を取り下げ「危機感を感じた」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

東京2020エンブレム、佐野研二郎氏原案を取り下げ「危機感を感じた」

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東京2020組織委員会専務理事・事務総長の武藤敏郎氏(2015年9月1日、虎ノ門ヒルズにて)
  • 東京2020組織委員会専務理事・事務総長の武藤敏郎氏(2015年9月1日、虎ノ門ヒルズにて)
  • 東京2020組織委員会専務理事・事務総長の武藤敏郎氏(2015年9月1日、虎ノ門ヒルズにて)
  • 東京2020組織委員会専務理事・事務総長の武藤敏郎氏(左、2015年9月1日、虎ノ門ヒルズにて)
  • 2015年9月1日、虎ノ門ヒルズで行なわれた「東京2020エンブレムに関する記者会見」
  • 東京2020組織委員会専務理事・事務総長の武藤敏郎氏(左、2015年9月1日、虎ノ門ヒルズにて)
  • 東京2020組織委員会専務理事・事務総長の武藤敏郎氏(2015年9月1日、虎ノ門ヒルズにて)
  • 東京2020組織委員会専務理事・事務総長の武藤敏郎氏(左、2015年9月1日、虎ノ門ヒルズにて)
東京五輪2020競技大会組織委員会は9月1日、虎ノ門ヒルズで会見を開き「国民の理解をいまや得られなくなった」として佐野研二郎氏がデザインしたエンブレムを取り下げると発表。大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は「ただちに新しいエンブレムの選考に入りたい」と伝えた。

武藤事務総長は、「この佐野氏原作のエンブレムは模倣じゃないと確信していたが、(先週末の)土曜日と日曜日に新たな局面を迎えた。ここで危機感を感じた」という。28日には審査委員代表でグラフィックデザイナーの永井一正氏が「(佐野氏の原案がベルギーの劇場ロゴと)発想や造形が違う」と主張したが、この原案についてもドイツのタイポグラファーによるデザインと「酷似している」という声があがった。

先週末のこうした動きを受け、大会組織委員会は佐野氏から話を聞くことにし、「模倣であるから取り下げるのではなく、いまや一般国民から受け入れられないということで取り下げたいと佐野さんから申し出があった」(武藤事務総長)ということで、佐野氏のデザインを取り下げ、「できるだけ早く新しいエンブレムをつくっていきたい」と武藤事務総長は語った。

また、記者から佐野氏に支払われる予定のギャラについて聞かれると、武藤事務総長は「100万円の支払いを手続き中だった。これは支払わないようにする」と答えていた。
《大野雅人》

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