マニー・パッキャオ、原宿にパッキャオジム設立「私の知識を共有したい」

復帰戦となったWBO世界ウェルター級タイトルマッチを11月5日に制し、ボクシング界の主役に返り咲いたフィリピンの英雄マニー・パッキャオ選手が東京・原宿にフィットネスジム「パッキャオジムトーキョージャパン」を設立した。

復帰後初来日となったパッキャオ選手が25日、パッキャオジムトーキョージャパン設立記者会見に登壇した。パッキャオジムは才能あるアマチュアの発掘を目的にし、体幹トレーニングを中心としたフィットネスプログラムを提供する。パッキャオ選手の名前を冠するジムはフィリピン国外で初となる。

マニー・パッキャオ選手

パッキャオ選手は日本設立について、「多くの方にさまざまなフィットネス、エクササイズの場を提供したかった。若いボクサーもこういう機会から新たな才能を見つけることができたらと思った。また、私の持っているボクシングの知識を共有したい。私自身も教えることができる」と語る。

また、ジムにはボクサーだけではなく「普通の人にも来てほしい」とアピール。「さまざまな運動したい人にも来てほしい。ボクシングをすることでスタミナをつけることができる」と続ける。

「若い人が多いから」とジムの立地に原宿が選ばれたが、ゆくゆくは店舗を増やす予定だという。

マニー・パッキャオ選手

パッキャオジムを設立したMPプロモーションの縣祥浩社長は、「パッキャオ氏の人間性、国への貢献などに共感して彼と一緒に何かできないかと、このジムを設立した」と挨拶。「パッキャオ氏からメソッドが学べる」ことが最大の特徴と話した。

この日は大橋ジムの大橋秀行会長、八重樫東選手、井上尚弥選手、井上拓真選手、松本亮選手、清水聡選手、松本圭祐選手も駆けつけ、選手たちはそれぞれパッキャオ選手に質問を投げつけた。

パッキャオジムトーキョージャパンの正式稼動は2017年春を予定。住所は、東京都渋谷区神宮前1-19-19 B1F。