【LONDON STROLL】ブロンプトンを借りてロンドンを走ろう…英国レンタル自転車事情 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【LONDON STROLL】ブロンプトンを借りてロンドンを走ろう…英国レンタル自転車事情

オピニオン コラム
BROMPTON BIKE HERE
  • BROMPTON BIKE HERE
  • 【LONDON STROLL】ブロンプトンを借りてロンドンの街を走ろう…英国レンタル自転車事情
  • 【LONDON STROLL】ブロンプトンを借りてロンドンの街を走ろう…英国レンタル自転車事情
  • 【LONDON STROLL】ブロンプトンを借りてロンドンの街を走ろう…英国レンタル自転車事情
  • 【LONDON STROLL】ブロンプトンを借りてロンドンの街を走ろう…英国レンタル自転車事情
  • 【LONDON STROLL】ブロンプトンを借りてロンドンの街を走ろう…英国レンタル自転車事情
  • 【LONDON STROLL】ブロンプトンを借りてロンドンの街を走ろう…英国レンタル自転車事情
  • 【LONDON STROLL】ブロンプトンを借りてロンドンの街を走ろう…英国レンタル自転車事情
英国ロンドンやフランス・パリなど、世界の主要都市ですっかりおなじみのレンタル自転車。街のいたるところに設置されたレンタル自転車は、その街で暮らす人々の交通手段のひとつとして根付いている。

また、多くの観光客が街を観光することにもレンタル自転車は一役買っている。しかし、乗り心地がいいのかと言われれば、いまひとつなのではないだろうか。

ロンドンでは「バークレーズ・サイクルハイヤー」と呼ばれるレンタル自転車システムが、年々エリアを拡大している。ボリス・ジョンソン市長の発案で導入されたために「ボリス・バイク」の愛称で親しまれている。しかし、このボリス・バイクは安全性のためだろうか、ギア付きとはいえ速度が出にくく、車体も重いのが難点だ。

近年ロンドンでは、ACE HOTELがTOKYO BIKEのレンタル自転車サービスを行っていることや、ラグジュアリーホテルのCHILTERN FIREHOUSEがSHINOLAのレンタル自転車サービスを開始するなど、スタイリッシュで乗り心地も兼ね備えた自転車ブランドとの取り組みも広がっている。

■ブロンプトンが行うレンタル自転車サービス

しかし、それらは宿泊者のみのサービス。多くの人が本当に乗りたい自転車をレンタルして、いつでも快適に乗ることは、まだまだ難しいのが現状である。そんな中、画期的かつ魅力的なサービスが徐々に広がりつつある。

英国の折りたたみ自転車の代名詞「ブロンプトン」が、バークレーズ・サイクルハイヤーに勝るとも劣らないレンタル自転車サービス「BROMPTON BIKE HERE」を行っているのだ。2011年にスタートし、ロンドンの他にマンチェスターといった都市にもオリジナルの自転車置き場を設置した。2015年現在で25カ所もある。


BROMPTON BIKE HERE

各自転車置き場には8~10台が置かれ、コンパクトにたたまれた自転車が収納されている様子は、まるでコインロッカーのよう。1日2.50ポンドで借りることができる手頃な価格設定も大きな魅力だ。

自転車は移動するための乗り物。レンタル自転車としてのブロンプトンのポイントは、乗り心地はもちろんのこと、何と言っても簡単にコンパクトに折りたたむことができる点。


BROMPTON BIKE HERE

従来のレンタル自転車のように、自転車置き場から借りて自転車置き場に返すのではなく、例えばブロンプトンを会社まで乗って行き、会社ではデスク近くに置いて帰宅時に再び乗って帰れるという点だ。これなら自転車を止める場所を探す必要もないし、盗られる心配も無い。

カフェでちょっとお茶をしながら目当てのレストランで食事を楽しんだり、気になるショップをチェックしたり、地下鉄にも持ち込むめるなど、いろんなところに自転車を連れて行ける。それなら短い観光の間などでも、時間を無駄にすることなく過ごすことが可能になり、1日のスケジュールを考えると、レンタル自転車のシステムとしては最高ではないだろうか。


BROMPTON BIKE HEREは1日2.50ポンドで借りることができる

高級自転車でもあり根強いファンも多いブロンプトン。まだまだ設置場所は少なく、台数も限られるため、自転車置き場にブロンプトンがない可能性もあるが、今後もっとこのサービスが広がれば我々のライフスタイルも変わってしまうのではないだろうか。

ブロンプトンのさらなる勢力拡大を、ただひたすら願う私である。
《Takaharu Osako》

編集部おすすめの記事

page top