【LONDON STROLL】プレミア・リーグのユニフォーム、英紙がデザインランキングを発表 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【LONDON STROLL】プレミア・リーグのユニフォーム、英紙がデザインランキングを発表

オピニオン コラム
WEST BROMWIC ALBION、右がアウェイ。(c)Getty Images
  • WEST BROMWIC ALBION、右がアウェイ。(c)Getty Images
フットボールシーズン到来、一足先に、8月8日からプレミア・リーグがスタートした。

いきなり、WEST HAMがARSENALを倒し、昨シーズン優勝のCHELSEAがSWANSEAと引き分けという結果となり、波乱の開幕戦となった。

シーズン開幕前までに、各チームの今シーズンのユニフォームが発表される。多くのサポーターは、新しいユニフォームに身を包み、また新たな気持ちでスタジアムへと向かう。しかし、赤や青を基調としたユニフォームが多いため、相手チームと同系色のユニホームになり、見分けがつかなくなることが多々ある。

その為各チームは、違う色のアウェー用ユニフォームを用意している。言わば、チームのもう一つの顔。

ホーム用のユニフォームに比べ、どのチームも色やデザインの自由がきく為、各スポーツブランドデザイナー達も遊び心ある大胆なデザインを発表するのが特徴だ。アウェーユニフォームを楽しみにしているフットボールファンも多いだろう。

そんなプレミア・リーグ20チームの、2015-16シーズンのアウェーユニフォームのデザインに対し、英国『METRO』紙が勝手にランキングを発表している。

ランキングで1位に輝いたのは、 元日本代表稲本がプレーしていたことで日本でもおなじみの、WEST BROMWICH ALBION。METRO紙の偏った意見が気になるランキングだが、 WEST BROMWICH ALBION のアウエーユニフォームが1位にふさわしく、説明はいらないだろう。

そして2位に輝いたのが、昨シーズンからプーマ社のユニフォームになったARSENAL。筆者は今回のARSENALのアウェーユニフォームは、ここ数シーズンの中でも飛び抜けて良く、特にゴールドの色使いと、ダイアモンド柄を使っている点を評価している。私も好きなユニフォームではあるが、同プーマ社製のNEWCASTLEとLEICESTERも、ほぼ同じと言えるそっくりなデザインに、少し残念。大手スポーツブランドとは言え、各チームの大切な個性を出すために、もっと頑張って欲しいところだ。

3位は、開幕戦でアウェーユニフォームランキング2位のARSENALを撃破した、WEST HAM。敵対するサポーターでも、今シーズンの彼らのアウェーユニフォームの素晴らしさを認めざるをえないはずだと、完璧にデザインされた、素晴らしい仕事と高評価している。

常日頃から、大型ユニフォーム契約を交わしてきたMANCHESTER UNITEDは、今シーズンからナイキ社からアディダス社に変わり、過去最大と言われる大型契約金でも話題を集めた。早速、発表されたユニフォームのレディース用デザインが、Vネックが深すぎると話題に。しかし、METRO紙ランキングでは12位と、結果は惨敗。その理由は、 MANCHESTER UNITEDのロゴのエンブレムデザインがひどいということだ。

昨シーズン優勝チームで、今シーズンから日本企業がメインスポンサーのCHELSEAは、18位とこれまた惨敗。CHELSEAのアウェーユニフォームは、毎シーズンかなり人気が高いと評価されているが、今シーズンのデザインは退屈で、スリーブに付けた赤い輪の必要性がわからない、とのこと。日本企業のイメージダウンにならぬよう、良い成績でシーズンを終えて欲しい。

日本人選手が所属するチームに目を向けると、今シーズンプレミア・リーグに移籍した岡崎が所属するLEICESTERは6位。降格予想されるチームだけに、シーズンをアウェーユニフォームランキング同様に6位で終わることとなれば、番狂わせでプレミア・リーグの話題をさらうことになるだろう。吉田選手が所属するSOUTHAMPTONは15位。昨シーズン多くのキープレーヤを失い、降格予想されたが、まさかの大躍進を遂げ、今年も同様に結果を残して欲しいと思うばかりだ。両日本人選手は、開幕から2戦連続先発出場中。チームの好調よりも先に、ポジション争いをこのまま勝ち抜き、定位置確保にまずは努めてもらいたい。

今シーズンアウェーユニフォーム最下位の20位はSUNDERLAND。"BLACK CATS"の愛称で親しまれているチームのユニホームを、誰がこれで良いとしたのか全く理解できない、とバッサリ。チームも開幕からパッとしない試合内容が続くSUNDERLAND。METORO紙の呪いかと疑う人も今後出てきてしまうかもしれない。このランキングのような結果になるぬよう、まずは早々にプレミア・リーグ残留を決めてもらいたい。

ユニフォームの売り上げは、各クラブの財政を支える大事な資金源となる為、あくまでもMETRO社の独断場の意見であるが、イギリス人にお馴染みの大衆紙なだけに、クラブ関係者もこの結果にはヒヤヒヤだろう。

シーズンが終わるころにははっきりとした数字が出るだろうが、アウェーユニフォームデザインランキング通りにならぬように、各チームの選手には、プレーでファンを惹きつけるように頑張ってもらいたい。

プレミア・リーグは他リーグと比べ、放映権からの莫大な財政収入がある為、プレミア・リーグのビッククラブ以外にも多くの有名選手が世界から集まってくる。これまた大きな契約が結ばれる各チームのユニフォームにも目を向けることで、プレミア・リーグを今以上に楽しめるかもしれない。


1: West Bromwich Albion
2: Arsenal
3: West Ham
4: Manchester City
5: Tottenham
6: Leicester
7: Liverpool
8: Crystal Palace
9: Norwich
10: Everton
11: Bournemouth
12: Manchester United
13: Watford
14: Aston Villa
15: Southampton
16: Stoke
17: Newcastle
18: Chelsea
19: Swansea
20: Sunderland
《Takaharu Osako》

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