【世界陸上2015】長距離2冠のファラー、苦労が報われた金メダルに安堵 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【世界陸上2015】長距離2冠のファラー、苦労が報われた金メダルに安堵

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モハメド・ファラー(c)Getty Images
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世界陸上北京大会で8月29日に行われた男子5000メートル、イギリスのモハメド・ファラーは13分50秒38で優勝し、2大会連続で1万メートルとの2冠という偉業を成し遂げた。

2012年に行われたロンドン五輪でも2冠を達成しており、これで世界大会では3大会連続の2冠。決勝にはケニア勢が3人、エチオピア勢も3人出場したが、それらを向こうに回しての堂々たる優勝だった。

ファラーはレース後「勝てたのは信じられないようなことで、言葉ではうまく言い表せない」と喜びを語った。

「特に家族にとって最高なことだ。ずっと家を離れているから、子供たちに会えれば最高だ。いつも1年のうち7ヶ月間、家を空けるのは簡単なことじゃない。この前、娘が言ってたよ。『パパの家に行くわ』って。僕の家はどこか別の場所にあると思っているんだ。親としてつらいことだけど、だからこそこの優勝は嬉しい」

ナイキ・オレゴン・プロジェクトに参加し、1年の大半を家族と離れトレーニングに明け暮れているファラー。その苦労が報われた金メダルに胸を撫で下ろしていた。

《岩藤健》

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