世界陸上北京大会は8月25日に女子1500メートル決勝が行われ、エチオピアのゲンゼベ・ディババが4分8秒09で優勝した。今年7月のレースで世界記録を22年ぶりに更新した本命が、前評判通り圧倒的なレースを見せた。
北京オリンピックで5000メートルと1万メートルの2冠を制した、ティルネシュ・ディババを姉に持つゲンゼベ。姉が女王に輝いたのと同じ競技場で世界陸上初の金メダルを獲得した。
ゲンゼベはラスト2周で先頭に立つとロングスパートを仕掛ける。次々に有力選手を引き離し、最後の直線は右手を高々と突き上げながらの独走でゴールした。
世界記録保持者として見せた圧巻のパフォーマンスに、「ディババ1500m念願の金メダルおめでとう!」「1500女子決勝めっちゃかっこよかった!」「1500m女子はディババ優勝は分かってたけど、早い段階で勝負決めにきてたのが印象的だった」「タイムより勝負ってなレースでした」「ディババのラスト800メートルは1分57秒。800の今季世界最高とほぼ同タイム!」など、その強さを称える声が多い。
《岩藤健》
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