【世界陸上2015】元王者ルディシャが復活の金…男子800メートル | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【世界陸上2015】元王者ルディシャが復活の金…男子800メートル

スポーツ 短信
デビッド・ルディシャ(c)Getty Images
  • デビッド・ルディシャ(c)Getty Images
  • 陸上競技 イメージ
世界陸上北京大会は8月25日、男子800メートル決勝が行われケニアのデビッド・ルディシャが1分45秒84で優勝した。故障に悩まされた2011年の王者が2大会ぶりに金メダルを獲得した。

2011年の世界陸上テグ大会、2012年のロンドン五輪で800メートルを制したルディシャ。しかし、その後はヒザの故障に悩まされるなど、苦しい時期が続いた。

決勝ではスタート直後から前に出て、オープンレーンになると早くも先頭に立つ。ルディシャは最後まで先頭を譲らず逃げ切った。

復活の金メダルに「これが、世界記録保持者の意地」「試合巧者すぎる。 膝の故障明けだから、自らが対応できる展開に持ち込む」「ルディシャはひざの怪我もあったし、今の自分では高速レースで勝つのは難しいと思ったからだろうけど。けど、どんなペースでもレースを支配するテクニックはさすが世界王者」「スローペースでもハイペースでもルディシャの横綱っぷりはなんなんだろう」など、自ら先頭に出てペースを落ち着かせ、集団をコントロールした巧みさに称賛の声が多い。

驚異的な差し足で注目されたボスニア・ヘルツェゴビナのアメル・トゥカは、集団の最後尾から虎視眈々とチャンスをうかがい、残り600メートルで4番手まで上がったものの、そこからの伸びを欠き3位。2位には2014年のヨーロッパ選手権を制した、アダム・クチョットが入った。
《岩藤健》

編集部おすすめの記事

page top